JADEです。
陸マイラー(ブログ)をやっていると、避けては通れない「ソラチカルート」の話。それって何?具体的にどういうもの? その辺りについて触れたいと思います。
ややこしいのよ「ソラチカルート」。でも避けて通れないのよ「ソラチカルート」。
本当は別の記事に取り掛かっていたのですが、どうも筆が(キーが)進まない。なんでか、って考えてみたときに、先にソラチカルートの話をしないと、何のこっちゃ分からないブログサイトにしかならないんだろうな、と思いました。
そのぐらい、ソラチカルートの話は、陸マイラー活動の中核になってくる話なのです。大事。だが、いささかムズカシイ。複雑。
「ソラチカルート」とは。一言でいうと何なの。
ソラチカルートとは、ずばり、ポイント交換の経路(手順)のことです。ポイントサイトでポイントを稼ぐ、それをANAのマイレージ(など)に換える。そのうち一番良いやり方です。
えい。もう図を載せちゃえ。
これがソラチカルートだ!!
「旧」って書いてありますね。後で別の記事で触れますのでご心配なく。
ともかく、この図で大きな灰色のジグザグ矢印で示した経路が、陸マイラー界隈で「ソラチカルート」と呼ばれているものです。
ポイント交換の大まかな流れ。
ポイントは、図の左からはじまって交換、交換で右に流れていき、マイルになります。
ポイントサイトや、クレジットカードを使ったお買い物で地道に貯めたポイントは、ポイント交換サイト、中継サイトと呼ばれるサイトを経由して、ANAのマイルに換えていくのです。
なんでそんなヤヤコシイことすんの。マネロンじゃないの。
マネロンじゃないです。
中継サイトを使わずに直接マイルに換えることもできるのですが、それだとかなり率が悪い。例えば、中継サイト「あり」だと×0.5の×0.9で0.45倍で換えられるのが、中継サイト「なし」に直接だと0.25倍とだいぶ見劣りします(ちょびリッチのポイントをドットマネーと東京メトロを経由した場合と、直接マイルに交換した場合の比較)。通信用語でいうと伝送損失が大きい感じ。
なので、それを避けるために、中継サイトを利用します。モチは餅屋。中継サイトは、中継を専門的にやっている分、薄利多売というか良いレートでポイントを換える代わりに取扱高を増やして、事業を成り立たせようというビジネスモデルと思われます。
各行程をそれぞれ解説すると。
だいたいこういう流れなワケです。
- ポイントサイトは、どのサイトが稼ぎやすいかは、けっこう個人の好みだったりします。私は今今は、ちょびリッチが一番、次にモッピーが気に入りつつあります。稼いだポイントもその順です。
- 中継サイトは、PeXがパイオニア的存在のようです。後発がドットマネー(by Ameba)。
- 東京メトロとTポイントは、あんまり中継サイトという言い方はされない気がしますね。それ以外の事業内容のほうが「イメージ」だからでしょう。東京メトロは、もちろんあの東京メトロ。地下鉄ですな。Tポイントは、ご存知TSUTAYAが始めたポイントサービスで、交換・中継サイトというよりは付与するサービスやポイントそのものをイメージしますね。ここでは、中継サイトとして使うので、便宜的にそう見出しを付けています。
- ANAは説明不要と思われますw ここまで「ポイント」と呼ばれていたものが、ここでついに、「マイル」に換価されるわけです。
それなら自分もやってみたい!参加条件は?
ポイントサイトやポイントの中継サイトはほとんど誰でも参加できるのですが、ソラチカルートには参加条件があります。ソラチカルートのマストアイテム、ソラチカカードの所持者になることです。
ソラチカカードとは、正式には「ANA To Me CARD PASMO JCB」のことで、要は東京メトロとANAとJCBがやってる、クレジットカードです。「空」と「地下」なので、ソラチカカード。クレジットカードは当然申し込み後に審査がありますので、それに通るか通らないかが、参加条件と言えましょう。
最初に申し込めば良いものを、つい別のカードから申し込んでしまって、激しく後悔する私の様子がコチラでございます。。 >> 新人陸マイラーへのお薦めクレジットカード申込順序 (私もこうすれば良かった!!) – ANA Fan JADE SFC Blog
ソラチカルートのメリットを詳しく知りたい。
さっき、一番良いやり方、と書きましたが、ポイントをANAのマイルに換えるにあたって、先ほどの図でも表現されているように、経路はいくつかあるわけです。その中で、ソラチカルートが最も優れている理由は何なのか。
なんせレートが良い。
これに尽きます。ソラチカルートは交換率が圧倒的に良い。
ポイントサイトから、中継サイトを経て、マイルにするまで、各経路の交換率を描いた表をご覧くださいませ。
東京メトロ最強伝説
東京メトロからANAにいくところで、×0.9という数字が見えると思います。ここの交換比率が、いわゆる「ソラチカルート」の肝。ANAのマイルになるときに、ここまで高いレートを付けているのは、東京メトロだけなのですね~。ANA公式サイトのマイレージ提携先を見れば明らか。ゆえに、ソラチカ最強なわけです。
【公式】ここで確認できます。あえてリンクを切っているので、コピペでどうぞ。0.9どころか、1.0(シェラトン)とか10.0(ヒルトン)という文字が踊りますが、それってポイントサイトからの交換では辿り着けなかったり、元のハードルが高いです。 >> ポイント交換│マイルを貯める│ANAマイレージクラブ
「w」をみっつ.ana.co.jp/amc/reference/tameru/point/
Tポイントは、補助的に使われます。東京メトロは、月当たりの交換条件が決まっているという、重大な制限があります。一方で、Tポイントは交換上限の設定がなく、それでいてレートも東京メトロに次ぐ数値の×0.5ということで、陸マイラー界隈では、東京メトロの上限を超えた分のポイントは、Tポイントルートでマイルに交換します。
オトナの事情を勝手に推測する
察するに、東京メトロは最近まで公営だったし今でも遍く広く多くの都民の足であるわけなので、金融的なやり方でシコシコと利ザヤを取ろうという方針ではない… のではないでしょうか。それでいて、月当たりの交換上限が設定されたのは、ANA側からの申し入れによるものなんじゃないかと思ったりなんかして…。
まとめ
ソラチカルートは、ポイントサイトで得たポイントをマイルに換える場合の最強の経路のことで、ソラチカカード(東京メトロのメトロポイント)を経由したルートです。その交換率は、驚異の0.9倍。
月当たりの交換上限が決まっているのが、陸マイラーにとっての泣き所でありクリティカルパスですが、ゆえにできるだけ早くソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)を入手しましょう!! でないと終盤は渋滞を起こします!
いかがでしたでしょうか
数ある陸マイラーブログの中で、当ブログにもし何かほんのちょっぴりでも優位性があるとしたら、お絵描きソフトを操ることでしょうか…。プロが見たら笑うレベルと思いますが。 …こ…こんなモンでも大変だったんだからね! 元々複雑な話の上に、一目で理解できるようなものってあんまり流通してない気がしたので、作りました。
いずれ限定記事にするかも
この記事含めて、当ブログサイトのソラチカルートの核心に触れる記事は、いずれ限定公開の記事… 有料化はしないと思いますが、希望を出してきた方に開示パスワードを渡す… といったような形にするかもしれません。
理由(蛇足。個人意見。)
自分も陸マイラー活動(も)バリバリやりつつ、SFC(スーパーフライヤーズカード)会員を目指しているワケなんですが…。
正道の正道は、お金払ってめちゃめちゃANAの飛行機に乗ってくれる人にマイルを進呈して、特典を付与したいんでしょうから、こういう搦め手で攻略してきた人がSFC会員の大多数となる、というのもANA的にはやや微妙な気持ちなんじゃないのかな~などと思うことしばしばです。それが、ソラチカルートの上限設定の理由なんではないかと勝手な憶測をしているのであります。逆に、そういうのがあるくらいのほうが、SFC会員が閑古鳥になり過ぎなくていいし、ラウンジも程よい賑わいが出る、みたいな部分もあるとは思います。だから、陸マイラーが良くないとまでは思わない。つまり、両極端どちらも望ましくなくて、「程よさ」が大事なんではないかと思っています。陸マイラーが流行り過ぎて、ラウンジがイモ洗いのごとく混雑している、とか、誰だって嫌じゃないです?
それでなくとも陸マイラーの先人たちが、多数こうした手法を公開しているワケなので、私(ココ)みたいな零細ブログが記事を公開してなくても、困る人は多くなかろうし。そして将来、あわよくば運よく、このブログのPVが伸びたとして、そのときは無暗に先人たちの畑を荒らしたくないとも思うし(そうした考えも行き過ぎると法治国家の良さが失われて既得権益国家JAPANさが昂進してしまうけれども。つまり違法(著作権法違反とか)にわたらない限り、自由な経済活動が保障されてはじめて、活気のある国家、スピード感のある発展を遂げる国家になるわけで。)。
マァ限定公開化したとしても、開いたり閉じたり開いたり閉じたり、みたいな運用にするかもしれません(分かりません)。
だいたい、久々ゲーム(ポイントサイトで紹介しているスマホゲーム)なんかやってても思うけど、大事な裏技は簡単には見つからないほうが、楽しいでしょ? …っていう想いもあったりなんかして。というわけで、いずれ限定公開の記事にするかもしれません。
以上、JADEでした。
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